USA一周編:怪しいおばちゃん:フィラデルフィア【94/9/2】
9月2日(金)
フィラデルフィアは歴史的情緒を持つ最高に印象的な街だった。
雰囲気が最高である。
今までいろいろな広大な自然の風景を見てきたけど、それとは対局にあるとも言える、
初めて感じた「町並みの美しさ」。
そう、フィラデルフィアと言えば独立宣言がなされた場所。アメリカ国民にとってはとても重要な地である。そこに今、立っている。本当に感動。市庁舎を見て、ドライブコースを回り、独立記念館へ。おもいっきりゆっくりとした時間を過ごし、歴史を心で味わった。いい街だ。ここには一度ゆっくりと来てみたい、そう思って心に風景を刻みつけ、フィラデルフィアを後にした。
一路、ニューヨークへ。
今日はさすがにワシントンD.Cとフィラデルフィアという二大都市のフルコースだったので、グッタリ。
途中のモーテルで宿をとる。
今日の晩飯はファーストフードの「Wenndy's(ウエンディーズ)」 。
みんなでハンバーガーを食べていると変なおばちゃんが話しかけてきた。
おばちゃん:「あなたたち、観光客?」
オレたち:「そうだよ」
おばちゃん: 「そっかー、今ね、会員なると航空券が格安で手に入るサービスがあるんだけど、どうかしら?」
オレたち(除、マサ)「・・・(セールスレディーだ)」
マサ:「えーっ!それはすごい会員カードだ!話聞かせてください!!」
オレたち(除、マサ):「まじかよー、あやしすぎるぞ、コイツ」(おばちゃんに分からないように日本語を使用)
マサ:「そんなことないってば!航空券が安く入るなんていい話、ほっとくのはもったいない!」(日本語)
オレたち:「・・・・(おまえ、いいヤツだなw)」
ハンバーガーが食べ終わったオレたちは、マサを残して店の外へ・・・。
時計を見るとPM9:00、ここの店も閉店時間だ。なかでは店員が掃除を始めている。客もマサとおばちゃんの他には誰もいない。外から、窓越しに中を見てみるとおばちゃんがにこやかにマサに説明している。
あーあ、早く帰ろうぜ、今日は疲れたよ!
オレたちはブツブツ言っていた。そして10分くらいたっただろうか。マサが外にでてきた。そして一言。
「なんか、話を聞いてみたらあのおばちゃんの言ってること怪しいわ」
今頃何を言ってるんだよ!気がつくのが遅いよ!っとオレたち3人が同時につっこんだのは言うまでもない。
明日はニューヨークだ。
この旅も半分というところか。ニューヨークを見たら後は西へ戻るコースだ。