USA再び編:ハリウッドスター登場:ロスアンゼルス【99/5/3】

5月3日
 
朝、AM8:00起床。
 
明日の5/4は朝出発だから、事実上、アメリカ最終日。
 
朝起きて朝食をたべるために店に行くとパトカーがいっぱい。
この辺、治安悪そうだから、殺人事件か!?こわい!!
 
近づいてみると映画の撮影をやっていた。
 
店の人に話を聞くとアントニオバンデラスがきているそうだ。
今日の予定も特に決めてないので、撮影風景を見た。
ハイウェイパトロールの人が道を封鎖し、撮影は行われた。
シーンは、店横の直線の道に車が走ってきて、店に止まり、車から降りると言ったものだった。
何度かカットがかかり、同じことを繰り返していた。
ビデオカメラで撮っていると、うるさそうなおばちゃんが寄ってきた。 「撮っちゃダメ!」 もう撮っちゃったもんね~。 その後も撮影を見てると、今度はデブったおっちゃんが寄ってきた。関係者じゃないみたい。
 
親父:「こりゃ一体なんの騒ぎだい?」(かなりニコニコ)
俺達:「映画の撮影やってるみたいだよ」
親父:「ほー、そーか。で、誰が来てるんだい?」
俺達:「アントニオ・バンデラスが来てるんだって、スターだよね」
親父:「そーか、俺あんまり映画知らねーんだ」
(なんじゃそりゃ?映画には興味ないらしい。それより俺らに興味ある様子)
「どっから来たんでい?」
俺達:「日本だよ」
親父:「おー、そーかそーか。」(とても嬉しそう)
「俺はな、昔、海軍にいたんだ。YokosukaにいたんだYokotaも知ってるぜ」
俺達:「へー、そうなんだー」
親父:「おめーら、どこに住んでんだ?」
俺達:「Yokosukaの近くだよ」(アメリカ人から見りゃきっと茨城も近いだろう)
親父:「そーかそーか、そりゃ奇遇だな。」(さらに嬉しそう)「どこ行って来たんだ?」
俺達:「ザイオンとレイクパウエルと昨日はレイクミードに行って来たんだ」
親父:「そーかそーか。俺も今から行くんだ」
俺達:「へーそーなんだ。」
親父:「じゃあな。JAPGuys。楽しめよ。」
俺達:「おっちゃんもね。ばいばい。」
 
なんだか知らないけど、握手をして別れた。
親父は終始、嬉しそうだった。 きっと、俺らが日本人だから近づいて来たんだろう。 映画の撮影は順調に進んでる様子。監督が「タランティーノ」だったら、俺達「JapGuys」も飛び入りで、出演出来たかもね、とケンと話す。
 
それから、偶然にバイクの集団がベイカーにやってきた。
バイクのヘッドライトがずっと続いていた。 途中、おじさんが話しかけてきて、話をすると、海軍にいた人のようで、日本のことを知っていた。
 
撮影が一段落したようなので、車をロスアンゼルスに走らせた。途中、思い出の場所のパンダの看板が見えたので、立ち寄る。5年前はなにもなかったのに、大きなアウトレットモールになっていた。衝動買いで、服を買い、遅めの昼飯をたべて、ロスアンゼルスへ。
 
インターステートを車を飛ばし、途中、ガソリンが無くなって小さな街で給油したりもした。
ベースラインは、新興住宅地といった趣で、一般市民の生活の雰囲気が漂っていた。
明日のレンタカーのリターンポイントを確認するために、一路、ロス空港へ。
 
途中、寄り道ををしてサンタモニカへ。 以前よりも、平和な雰囲気が漂っている。
思い出のユースホステルに立ち寄ってみる。少々変わったところもあるが基本的になにも変わっていない。
日本人の旅行者が多い。イングランドからきた青年にたばこの火を貸して、話をする。
 
それから空港に行く。すぐにリターンポイントは見つかり、事なきを得る。
今日は、よさげのホテルに泊まろうと探していると、コンフォートインを発見して、泊まる。
部屋に荷物を入れて、アメリカ最後のディナーということでホテルの従業員に紹介された、高級料理店に向かう。 中は高級感が漂い、なんとも居心地が悪い。ジーパンをはいている人なんて、周りにはいない。ステーキとガーリックポテトを頼む。
 
食べきれない・・・多すぎる・・・。
残す。
 
店員にばかにされる。
 
カリフォルニアは、たばこも吸えないし、居心地悪い。
 
早めに店を出て、コンビニでコーヒーを買って、部屋で飲む。
最高の部屋だ。きれいだしテレビもよくうつる。何気なくみていたテレビCMに驚く。
自動車販売店で、自動車の姿は見せずに、最後にURLが出て終わり。 あとは、フリーダイヤル。
1-800-xxxxとかでxxxxに文字があたっている。
 
何これ、CMを見てる人にWebサイトを見てもらおうとしてるってこと!?
 
(今の時代には当たり前だけど、1999年には衝撃的だった)